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消費エネルギー

再生可能なエネルギー利用の重要性は広く認識されており、その利用は年々増加していますが、実際のところ一次エネルギー総消費量にしめる割合はごく僅かでしかありません。2003年の時点で3%弱でした。

ドイツにおける一次エネルギーの消費量は年間14,501PJ(ペタジュール: 1015ジュール。1calは4.18605J。1PJは原油約25,800kl)。現在のところ、一次エネルギーの大半は従来どおり化石燃料と核燃料によって供給されています。


図1:ドイツにおける一次エネルギー消費の内訳(2002年)
(出典:Arbeitgemeinschaft Energiebilanzen,2002)

電力消費に絞って見ると、やはり従来のエネルギーが占める割合が多く、中でも化石燃料の割合は、消費電力の半分以上(2001年度は60%)を占めます。原子力発電の割合もまだ30%の割合を占めており、再生可能なエネルギー(ソーラー、風力、バイオマス、地熱、水力)の割合は7.87%に留まっています。

再生可能なエネルギーの潜在可能性と利用状況

再生可能なエネルギーの潜在可能性を見ると、その多さに驚かされます。現時点の技術力で、利用可能な資源を全て発電に使ったと考えると、現在のエネルギー需要(約570TWh)は全て再生可能なエネルギーでまかなう事ができる試算になります。


図 2:再生可能なエネルギーによる潜在電力量
(出典:BMU2002年;IE2002年)

潜在可能性の高さに比べ、現在使われている再生可能なエネルギーの割合は、決して多いとはいえません。水力発電だけは、技術的に利用できる可能性をほとんど実現していますが、他の再生可能な資源についてはまだまだ潜在可能性以下です。


図3:再生可能なエネルギーによる電力供給の内訳
(出典:BMU2002年;IE2002年)

バイオマスに到っては、潜在可能性の2%しか利用されていません。2010年の目標は消費電力に占める再生可能なエネルギーによる電力の割合を現在の6,25%から12,5%(現在の倍)にまで引き上げることですが、まだ使われていない潜在可能性を今後伸ばしていけば、充分に可能だと考えられています。本サイトではバイオマスエネルギーの紹介が中心となりますが、それ以外の再生可能なエネルギー利用も年々伸びています。


図 4:風力発電機の建設数
(出典:BBE,2000/再生可能なエネルギー年鑑(2001))


図5:太陽光発電
(出典:BBE,2000/再生可能なエネルギー年鑑(2001))